過去のない未来はない2019.11.1(金)
『京都きらら幼稚園』は『洛北せいか幼稚園』を受け継いで創立したものです。
さらに辿れば、『洛北せいか幼稚園』は三宅八幡宮の境内を割愛して創立されています。
由緒ある『三宅八幡宮』は小野毛人・小野妹子に通じる推古朝の歴史まで遡ります。
つまり、朝鮮・中国(隋)に続く、およそ1500年前まで史実としてたどれるところです。
その後、平安京造営の際の岩蔵〈王城鎮護の経文を納めた〉でした。
個々の平安京揺籃のトポスの先進地域ですから京都市に編入されたのは戦後なのです。
この様なトポス(地勢的・史的に論述可能な場)に未来を拓く『京都きらら幼稚園』に園児たちが毎日育っているのです。
私はこの文化芳醇な地に育つ園児と保護者に有り難い感謝のご縁を日々感じております。
この古代からの歴史的な地に育つ子どもたちは日本と世界の未来をどのように展望していくのでしょうか。
私は、西洋文明にさらされた日本が(インド・中国・東アジアを含む)アジアに再び回帰する大きな歴史の転換期を迎えていると思います。
ラグビーワールドカップは、このことを今現在、日本が実現しつつあると実感しました。
全人教育をめざす本園はあらゆる可能性をこのアジアにおいて開花していかなければなりません。
アジアの盟主となって西洋諸国と対決するのではなく、令和天皇即位の儀に100カ国以上の外国の賓客を招いて日本の過去の象徴的儀式を国民の祝日として世界の平和と共に祝えたことこそ、園児のきらら幼稚園の未来理念です。