12月のご挨拶2020.12.1(火)
<不易と流行>
『教育とは心情のことであり、母のことである。』(1746~1827スイスの幼児教育実践家)ペスタロッチが語りました。
近代から現在まで、教育の普遍的(不易)の原理と私は思っています。
明治5年(教育令)が日本の教育の大転換であったように、戦後の『教育基本法』に更なる転換をし、再出発して70年余り経ちました。
いまだ変わらない<不易>は(「心情」情操教育と「母」産み育む)こととして、戦後も生き続けて現在に至っています。
<流行>とは、現在行われている「知・情・体」の内容そのもののことです。
毎日(日案)・毎週(週案)・毎月(月案)・毎年(年間行事計画)で変容・進化して子どもの育ちの実践を確実に支援しています。
コロナ渦の第三波が京都においても深刻化が予想される現在ですが、コロナへの対策は保護者の皆さまの協力を得てしっかりと行っております。
このような状況で園としてはコロナに振り回されない、人間教育の根本たる乳幼児教育の重要さが、今ほど希求されている時はないと思っています。
この厳しい環境でこそ、園児は<不易>に基づく<流行>を母の心情で、毎日深く確実に結実していくようにいたします。
本園は、<「知」脳力を育てる。「情」温かい人間性を培う。「体」たくましい体をつくる。>未来を切り拓くちからを育む三要素を三位一体として提示し、展開しています。
これからも「情」を根底においた人間教育を行ってまいります。