京都きらら幼稚園|学校法人雲母学園 認定こども園

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9月のご挨拶

2歳児クラス『つぼみ組』 子育て支援事業『あそびにおいでよ!』
 

月別アーカイブ: 2020年9月

9月のご挨拶2020.9.1(火)

新型コロナウイルスの渦中ですが、『ヒトの発達の謎を解く』より子育てを根本から考えてみたいと思います。
 今、子育て真最中の皆さまと、次の3つのポイントを分かち合いたいと思います。
<その1> 
人間の子育ての基本は、「共同養育」です。それを可能にした人間特有の心は、他の生物と異なる独自の行動と心理を持つことによって生じ、発達してきたものです。
これらは、脳科学のみならず、最新の神経科学・認知科学・医学・情報学・分子生物学等の総合知によって明らかになりつつあります。
 人間は、「共同養育」の形質を獲得して進化してきた生物で、今もこの『京都きらら幼稚園』で進化し続けているのです。
 <その2> 
発達は、一方向ではなく「でこぼこ」「ジグザグ」しながら進む。
 特に脳の発達の多様性は、胎児期からの連続性と身体性(環境-身体相互作用)と脳の非線形の発達であることがわかってきています。7~8歳で脳は完成しますが、その間シナプスは「刈り込み」という学習をしながら、ネットワークで多様性・環境への適応・自立性を発達させます。
 <その3> 
人間は、胎児期から「身体」を介して他者から学習する存在である。
人は「生得能力」でなく、他者から習得する存在なのです。生まれながら能力は決まっていません。
 子どもの育ちの必要条件に「こども園(乳児+幼児)」の環境は、とても大切なものなのです。
 どのような環境・活動が必要か、日々子どもたちと保育者が学び合い、子ども同士で育て合っているのが『京都きらら幼稚園』です。

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