京都きらら幼稚園|学校法人雲母学園 認定こども園

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園長ブログ

2歳児クラス『つぼみ組』 子育て支援事業『あそびにおいでよ!』
 

4月のご挨拶2021.4.8(木)

<これからの時代に求められる能力を育む>(その1)
 私は、本園に着任して1年半になります。
 それ以前は保育園に5年、さらにその前は小学校で40年余、戦後教育の様々に変化する波に翻弄されました。私の卒論はデューイの『民衆主義と教育』でした。
日本はアメリカの教育使節団の指導で民主主義教育が実践され、教育委員会制度・PTA(ペアレンツ・ティーチャー・アソシエイション)・社会科の設置・義務教育制度(6・3・3制)、そして修身・国史の廃止など一気に変革されました。今考えても大変革でした。
 本園の子どもを考えて思うことは、教育の変遷と普遍性(流行と不易)です。
 保育教育の未来に必要な不易は、『非認知教育』と『アクティブラーニング』です。
 戦前・戦後という区切りを超えて、人類誕生以来続いているのはこの二つです。
 古希を過ぎて教育に携わった私は、今まで様々な教育思想・理念に惑わされてきました。しかし、今静かに心に沈潜した二つのことを、この京都きらら幼稚園で身に染みて感じています。子どもたちはナニで育ち、ナニで社会的個人として、自主自律できるのでしょう。
 本年もこの岩倉の地で、新しく入園された方々と共に学んでまいります。
 次回は急速に進みつつあるIT化(流行)について皆様と考えたいと思います。

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12月のご挨拶2020.12.1(火)

<不易と流行>
『教育とは心情のことであり、母のことである。』(1746~1827スイスの幼児教育実践家)ペスタロッチが語りました。
近代から現在まで、教育の普遍的(不易)の原理と私は思っています。
明治5年(教育令)が日本の教育の大転換であったように、戦後の『教育基本法』に更なる転換をし、再出発して70年余り経ちました。
いまだ変わらない<不易>は(「心情」情操教育と「母」産み育む)こととして、戦後も生き続けて現在に至っています。
<流行>とは、現在行われている「知・情・体」の内容そのもののことです。
毎日(日案)・毎週(週案)・毎月(月案)・毎年(年間行事計画)で変容・進化して子どもの育ちの実践を確実に支援しています。

コロナ渦の第三波が京都においても深刻化が予想される現在ですが、コロナへの対策は保護者の皆さまの協力を得てしっかりと行っております。
このような状況で園としてはコロナに振り回されない、人間教育の根本たる乳幼児教育の重要さが、今ほど希求されている時はないと思っています。
この厳しい環境でこそ、園児は<不易>に基づく<流行>を母の心情で、毎日深く確実に結実していくようにいたします。

本園は、<「知」脳力を育てる。「情」温かい人間性を培う。「体」たくましい体をつくる。>未来を切り拓くちからを育む三要素を三位一体として提示し、展開しています。
これからも「情」を根底においた人間教育を行ってまいります。

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11月のご挨拶2020.11.2(月)

全日本私立幼稚園連合会の機関誌「私幼時報(2016版)」の表紙に、幼稚園は子どもが初めて出会う学校です、と書かれています。
本園は、幼保連携型認定子ども園です。
幼保連携とは、文部科学省管轄の幼稚園と厚生労働省管轄の保育園が、内閣府で一元化されてできた保育教育機関です。
従って本園では、両方の良い点を連携して、保育活動と教育活動を進めています。
日常の活動(遊びを基本とした学び)を幼保連携型認定こども園教育・保育要領に準拠して行っています。
時々、他園の方や教育実習生の学生さんから、「この園は学校みたいだ。」と言われることもありますが、標題の機関誌のとおり『初めて出会う学校』なのです。
ですから、運動会で行ったマット・鉄棒運動・跳び箱・平均台では、ロイター板上の跳躍・踏み切る足・手をつく位置など、運動調整力が園児の運動感覚回路の活性化、心身の健全な発達をはかるうえで重要です。
これらを毎日の体育ローテーションで培い、脳への豊かな刺激を与え脳幹を鍛えるなど、京都きらら幼稚園ではレディネス(土台となる準備体験学習)として行っているのです。
本年度は全園児ではなく、それぞれの学年を詳しく見ることができたと思います。来年度は、本年度の貴重な体験を活かし一層発展的で充実した運動会を実施したいと思います。
園長 松本 浩二

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10月のご挨拶2020.10.2(金)

 この半年は、日本中が新型コロナウイルスに翻弄され、京都きらら幼稚園も園庭での入園式から夏休み中までほとんど非日常的な園生活でした。
 この間、園児はどのような影響を受けているか、今でも予測できかねています。
他方、乳児はこの間50人程度ずっと登園していました。勿論、手洗い・消毒・マスク着用・園の施設・共有の遊び道具は、特に気を使いました。
 この間、保護者の皆様の理解と協力により、園の2つの使命、『園児の命を守る』と園の『社会的使命』(園児の保育と教育)という、二つのともすれば矛盾することを同時に行うことができました。実に当園の保護者の皆様の、文化的意識の高さを実感いたしました。医療関係者の皆様の時期を得たアドバイスも、貴重な助けになりました。
 これは、今後も大切な臨床知・経験知として生かしていかなければなりません。
従って、今後計画している園行事も、実施の方向でその内容・運営を教職員一丸となって、工夫と知恵で子どもたちの発達を促していくつもりです。
 まず、運動会・バザー・ハロウィン・クリスマス・音楽会も、中止ではなく工夫と知恵で子どもたちの健全な保育教育に資する活動を行うつもりです。
 今日までの皆様方のご協力に感謝し、今後とも園運営にご理解・ご協力・ご鞭撻のほどをよろしくお願いいたします。

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9月のご挨拶2020.9.1(火)

新型コロナウイルスの渦中ですが、『ヒトの発達の謎を解く』より子育てを根本から考えてみたいと思います。
 今、子育て真最中の皆さまと、次の3つのポイントを分かち合いたいと思います。
<その1> 
人間の子育ての基本は、「共同養育」です。それを可能にした人間特有の心は、他の生物と異なる独自の行動と心理を持つことによって生じ、発達してきたものです。
これらは、脳科学のみならず、最新の神経科学・認知科学・医学・情報学・分子生物学等の総合知によって明らかになりつつあります。
 人間は、「共同養育」の形質を獲得して進化してきた生物で、今もこの『京都きらら幼稚園』で進化し続けているのです。
 <その2> 
発達は、一方向ではなく「でこぼこ」「ジグザグ」しながら進む。
 特に脳の発達の多様性は、胎児期からの連続性と身体性(環境-身体相互作用)と脳の非線形の発達であることがわかってきています。7~8歳で脳は完成しますが、その間シナプスは「刈り込み」という学習をしながら、ネットワークで多様性・環境への適応・自立性を発達させます。
 <その3> 
人間は、胎児期から「身体」を介して他者から学習する存在である。
人は「生得能力」でなく、他者から習得する存在なのです。生まれながら能力は決まっていません。
 子どもの育ちの必要条件に「こども園(乳児+幼児)」の環境は、とても大切なものなのです。
 どのような環境・活動が必要か、日々子どもたちと保育者が学び合い、子ども同士で育て合っているのが『京都きらら幼稚園』です。

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