京都きらら幼稚園|学校法人雲母学園 認定こども園

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非認知能力の育成

2歳児クラス『つぼみ組』 子育て支援事業『あそびにおいでよ!』
 

月別アーカイブ: 2019年12月

非認知能力の育成2019.12.24(火)

令和2年が始まろうとしています。9月から赴任した私にとって今日までの4か月はとても期待が充満した日々でした。
 保護者の皆さまの理解と協力、子育てに対する自己洞察力に裏打ちされた行動力です。9月に行った「公開保育・入園説明会・祖父母参観」の雰囲気はまさに在園する保護者の『非認知教育力』の発露といってよいものでした。園長と職員がどんな説明をするより、始めて参加する方々が現在通園している保護者の存在によって証(あかし)されていることを察知していたのです。
 私はこの「気」に促され励まされ支えられ歩んできました。この皆さま方の「気」力こそ非認知教育実践の原動力だったのです。
 言葉で教え込むことが『認知教育』です。『認知教育』は、一言でいえば言葉で恣意的意図的に教え込むものです。昨今の子どもをめぐる問題の根底はすべてこの事実を証明しています。つまり、『認知教育』の限界が露呈しているのです。
 『非認知教育』は科学分析的に説明できるものではありません、ただ、この『京都きらら幼稚園』には充満しています。
 それは「運動会・作品展・バザー」においても深く感じることができました。一方先日バレーボール大会に行きましたが、OGチームにも在校生チームでも島津アリーナで発揮されていました。これこそこの園の全ての教職員、そして最も大切な子どもたちを育てる『非認知教育』の実態と成果です。私はこの『気の力』をしっかり浴びて生かされ、教職員と皆々様に励まされ来年も精進していきたいと思います。

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里子預かりから幼稚園誕生2019.12.6(金)

この岩倉の地には、岩倉具視、東久邇宮稔彦親王、明治天皇の母などが里子として育ちました。
里子とは、他人に養育をゆだねられた子のことです。大正13年には洛北一帯(岩倉、上高野、修学院、一乗寺等)で251人もの里子が確認されております。わずか482軒の岩倉の地に里子が98人もいたのですから驚きです。
我が子への虐待が問題となる昨今からすると他人の子を自分の子と一緒に大切に育てていた洛北は素晴らしい保育機能をもった地域であることが伺えます。
京都のみならず大阪・兵庫の家庭、さらには東京の人もいました。預けられた里子は、今の幼稚園と同じように小学校入学前に実家にほとんど帰りましたが、その後も小学校卒業までいた子が少なからずいました。
里子預かり料は当時の24歳男子の月給程度であったことを考えると、けっして少ない額ではありません。
このように幕末から始められた公家を含む子どもたちの養育が盛んだったことを考えると、この地域は歴史的に保育の重要な地であったことがわかります。
私たちの『京都きらら幼稚園』も100年以上の保育の伝統の地に建てられていることを想うと感慨深いものがあります。これからもこの岩倉の地に根付いた未来を見据えた保育教育をしていきます。
                                     園長 松本 浩二

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