1月のごあいさつ2025.12.26(金)
この時期、流行語大賞の言葉から話題に入ることが多いのですが、今年は丁度いいものが見つかりませんでした。強いて言えば「二季」でしょうか。これは実感としてありますね。インフルエンザの流行も早まっていますのでお気を付けください。
さて、1月の目標は「毎日しよう やさしい心で おてつだい」です。お手伝いをさせるとかえって仕事が増えて困るとか、自分の事も出来ないのに無理だとかの声を聞くことがあります。しかし子どもたちはやってみたいという好奇心は旺盛です。また自分が役に立ったという思いは、家族の一員としての意識が育ち、自己肯定感が高まります。何よりそれで親子のコミュニケーションは増え、親子の関係性に良い影響が出ます。
数年前ですが、ある民間の教育研究所が年少児から中学1年生までの10年にわたる継続的調査の結果をまとめていました。そこには親子の関係性、一緒に子どもたちと楽しむ時間を大事にしていると「学びに向かう力」が伸びていくと書いていました。特に新しいことが分かったというより、以前から言われていたことが正しいという裏付けですが、保護者の関わり方の重要なところは「意欲の尊重」や「思考の促し」だそうです。そして幼児期の保護者の関わりが「学びに向かう力」(頑張る力や好奇心など)を伸ばし将来的に中学1年生の「言語スキル」「論理性」といった認知能力につながるというのです。
幼児期の子どもたちに、まず身に付けてもらいたいのは「学びに向かう力」の下支えになる「生活習慣」です。「決まった時間に寝起きができる」「脱いだ服を自分でたためる」「遊んだ後に片付けができる」といった生活習慣がつくと生活基盤が安定し、安心した気持ちで意欲的に生活を楽しめます。お手伝いもその一つです。これは放っておいて勝手に身につくものではなく、また訓練してできるようになれば良いというものでもありません。保護者が個々の子どもを見つめ、どのように寄り添うのがよいのかを考えること自体が大切だそうで、それが将来の「学びに向かう力」や「認知」の獲得に良い影響を及ぼすというのです。
冒頭の流行語の話ですが、4,5年前に「親ガチャ」という言葉が選ばれたことがあります。昔からよく似た意味のことは言われていましたが流行語になり驚いたことを覚えています。親子の関係性、子どものことを考え寄り添う保護者に「親ガチャ」という言葉は出てこないでしょう。是非今しかできない関わりを考え、子育てを楽しんでください。
年長組の皆さんは、もう義務教育の扉が目の前にあります。保護者の皆様にはご不安もあるかもしれませんが、残り3学期で十分に力を付けて、自信をもって卒園式を迎えてくれると信じています。来るべき令和8年(2026年)が皆様にとってよい年になりますようお祈り申し上げます。
