京都きらら幼稚園|学校法人雲母学園 認定こども園

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9月のご挨拶

2歳児クラス『つぼみ組』 子育て支援事業『あそびにおいでよ!』
 

月別アーカイブ: 2021年8月

9月のご挨拶2021.8.31(火)

先月に続き、乳・幼児期の保育教育の今後のIT教育について皆様と考え、9月からのスタートをするつもりでした。
 しかし、8月20日より再び「緊急事態宣言」が発令し、本園もさらに厳しい対応を迫られています。
去年のことを思い出し、実体験を振り返り、次の2点で歩みたいと思います。
 宣言発令中は、行事の再見直しはします。なるべく中止をせず
①延期もしくは ②内容を縮小 ③現在できるだけのITを使った発信 を行います。
 さらに、できるだけIT化するというより、今までの伝統やまわり道であっても、人間として大切な情操教育、音楽・体育・芸術(アート)を重視し充実し、運動会・リズム発表会を保護者の皆様に見学・体験していただくということです。
 見通しが立ちませんが、今年こそは去年と違い何とか実現して、皆様の五感で子どもたちの発達と内面の充実を頭でなく、心で感じてほしいと思っております。
 教育事務的側面のIT化は進めます。保育教育業務は、バーチャルではなくライブ・実体験・現実的に進めます。
 具体的には、去年からできていなかった参観は、各クラスの1日の活動をPCで見ていただけるように準備しております。
 私は、子どもの保育には父母ばかりでなく、父母の父母(グランパパ・グランママ=偉大な父母でありジジ・ババではない)の力が必須と思います。教育化と核家族化とデジタル化が、子どもたちの育ちをゆがめている気がしてなりません。
 少しでも、デジタル化にアナログとデジタルで接していくのが未来だと思います。
2学期からの保育教育にも、ご理解ご協力をお願いいたします。
 

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8月のご挨拶2021.8.3(火)

<これからの時代に求められる能力を育む>(その5)
 本園の保育教育の現況と未来への方向を、デジタル革命進行と並行して考えます。
あらゆる分野で進行するIT化のめざす価値は、
①現代文明の資本主義(そのグローバル化)と深い関わりがあります。さらに
 ②科学主義と技術革新
③結果主義(成果主義ともいう)
④大衆民主主義で語られる利己的な個人主義も日常化しています。
 教育分野の具体場面で表現すると
①教育のインターナショナル化・グローバル化(英語教育の導入)
②タブレットやスマートフォン・SNSの隆盛(学校のみならず家庭でも)
③有名小から一流大学合格指向(エリート教育への投資としての学校教育)
④世間体の中の我が子への関わり(うわさや流行の情報拡散・深化)
 このような現況の底流にある世間の流行に、我々は流される以外にないのでしょうか。
 自主・自律的に育てるときの不易は、どのような言葉で表現できるでしょうか。
それが、『非認知教育』と『アクティブラーニング』です。
 だからといって、本園が全くデジタル教育(オンライン教育)に背を向けているわけではありません。
 京都新聞(令和3年)5月11日(火)の市民版に「オンライン保育現状は?」として
「京都きらら学園」(下京区)と「大谷園林保育園」(下京区)の実践が掲載されています。
 次号で本園と対比して考えたいと思います。

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